北海道の国産サフォーク羊毛のみを使い、やさしく手紡ぎして作った毛糸です。
国産サフォーク羊毛は弾力があり空気をたっぷり含むのであたたかい羊毛になります。
世界各地の伝統的な編み物と同じカテゴリーの羊毛なので日々の使用によく耐え、お手入れも簡単です。
手つむぎ独特の揺らぎある優しい表情の毛糸でただメリヤスに編んでも味のあるものが編めます。
素材となる羊毛は、製作者自身の手で選び抜いた北海道の牧場のものになります。
程よい強さとサクサクとした気持ちよい手触り、ほんのり上品な艶があり触れた瞬間からあたたかさを伝えてくるような羊毛です。
羊毛は優しく手洗いした後、一掴みずつほぐして細かな植物片などを除去し、無理な力を加えず優しく紡いで羊毛のふくらみを最大限引き出しました。
国産サフォーク羊毛独特の優しいクリーム色で加工しすぎないよう気を遣い、羊毛を提供してくれた羊の個性を損なわないようにしました。
1頭まるごとの羊毛をそのままミックスして毛糸に仕上げるので強い羊毛と優しい羊毛が互いに補い合い、ふっくらとしたスポンジのような手触りです。
また、手紡ぎ独特の揺らぎ感が出すぎないようにより合わせているので落ち着いた優しい表情に編め、糸につなぎ目が出ないよう仕上げているので最初から最後まで気持ちよく編めます。
ふっくらと弾力が強いので地模様を生かしたガーンジーニットやアランニットに最適です。
ざくざくとただメリヤスに編んでも手紡ぎ毛糸独特の揺らぎが優しく映えて味のある表情になります。
耐久性があるのでウエアのほかにもニットキャップやハンドウォーマーなど小物にも向きます。
毛糸がよく膨らむので編み目がふっくら寄り合い、寒さをしっかり遮りるので寒い日でも外出が楽しめます。
フェアアイルセーターやガーンジーセーターなどの伝統的なニットにならい、適正ゲージは少し詰め気味に決めています。
目数が増えてしまうので少し大変ですが、そのぶん編みあがったものの耐久性が上がり長く着ることができます。
かつて世界各地で見られた強くてあたたかな伝統的なニットは大量生産の波に呑まれて消えゆき、今日ではなかなか見られないものになっています。
柔らかく包み込むようなニットもとても素晴らしいですが、かつてのように日々の使用によく耐え厳しい寒さから人々を守った「働くセーター」のようなものが作れたら寒い冬でも楽しく過ごせそうだと思いツイードよりも少し丈夫な羊毛を使って紡ぎました。
耐久性があるので外での作業や遊びに気兼ねなく着ていけて、とてもあたたかく寒い日々に心強いものが編めます。
毛糸に弾力もあるのでよく伸びて体の動きを邪魔しにくく着心地も良いです。
厳しい寒さに負けない羊になった気分で冬の寒い日々を楽しく元気に過ごしていただけたらと思います。
届いてすぐ編めるよう、玉巻サービスしてます。
玉巻でお届け希望の方はご注文の際にお知らせください。
作品概要
重さ
1かせあたり 約76g
※計量時の気温と湿度により重さは若干前後します。
構成
国産サフォーク羊毛100%
標準ゲージ
7号棒針 メリヤス
18目30段(10cm×10cm)
ゲージあたりの重さ
6.5g(10cm×10cm)
※おおよその目安です。編みたい作品の大きさ(面積)により必要な量を計算してお求めください。